さて、マニラでの緊急ミーティングを
終えて東京へカムバック。
東京を離れてもう半年が経つ。改めて
大都会「東京」を客観視できてきた。
ちょうど、ボラカイに8日ほど滞在していたので
温度差にまずビックリ。これはヒトの
エネルギーに関してもしかり。
自分は都会にずっと住んでいたのだが、
今回、東京に見てみて感じたのは
なんとも言えない空気感がある。
どちらかというと寂しい感じの。
もちろん、それなりに素敵な街だし
便利なのは間違いないが、「あったかさ」
が欠けているということ。
余裕がないのもそうだが、ヒトに興味がないという感じだ。
ただ、自分の人生を生きているという感じ。
ボラカイなどを含めて、地域には、都会には
ない深いお付き合いのコミュニティーがある。
自分の人生を生きながら、つながりを
大事にする生き方。
自分が拠点としている南の島もそうだ。
義理と人情がある。 都会では残念ながら
かなり希薄になっているものを感じる。
最近、謎の無差別犯罪も増えているが、
共通項として、コミュニケーション不足と
いうものがあるらしい。
寂しさや感情的な「不足」感が閾値を
超えているヒトが増えているのだと思う。
最近、都会で終える人生と、南国(地方)で
過ごす人生を考える。
どちらかがいいとかそうった話ではなく
やはり選択肢は持っておくべきだし、
両方を使いこなせすべきだと思う。
どちらも素晴らしい部分がある。
ただ、つながりだけを意識しても
進化はしないし、人類の発展にはならない。
だけど、ただ、効率化だけを求めた生き方では
限界があり、いつか枯渇してしまうのだと思う。
久しぶりに戻ってきていろいろ感じるのだが、
今の大都会東京という街に必要なのは、
効率でも、新しいビルでもなく、「コミュニティー」なんだと思う。
改めて、そのような
「あたたかくやさしいコミュニティー」
を作っていきたいと思った。