あなたの会社は大丈夫?危険な会社の見分け方


河本です、

今回は、危険な会社の見分け方を
シェアさせていただきます。

その前に一つ質問があります。

「VAIOというパソコンを売る会社と、
DELLというパソコンを売る会社の
ビジネスは果たして同じでしょうか?」

……

どっちだと思いますか?

答えは「No」です。

「え?PCを売っている会社じゃないんですか?」

と思われてしまうかもしれませんが、
実は違うのです。

そして、この違いが分かると「いい会社」に
出会うことができるのです。

一見、同じに見えて何が違うのか?

その答えは、「お金の流れ」です。  

「え?どういうことですか?」

と思われてしまうかもしれませんが、
会社にお金が入ってくるまでの流れが
全く違うのです。

例えば、VAIOは部品を購入し、安曇野工場で
組み立て、しばらく完成在庫を寝かせて
ヤマダ電機等の家電店に納入し、数カ月間
店頭在庫として並べられ、エンドユーザー
(私たち)が買います。 

その代金をヤマダ電機等がVAIOに支払うのは、
売上から数か月経った後なのです。  

つまり、VAIOは部品代や労賃を支払った後の
半年以上経ってからお金が入ってくるのです。

つまり、半年分の運転資金を借金などで前もって
準備しないと、この会社は成立しないのです。

パソコンと言う利益率の低い商品の製造販売ですから、
在庫が売れずに処分されるリスクも高く、
売れなければあっという間に金欠で行詰ります。  

実は、このビジネスモデルだとリスクを常
に抱えているのです。

一方のDELLのお金の流れはかなり興味深いです。

購入申し込みと同時に、カード決済で売上げが
まず入金されます。 入金確認後に、その仕様に
沿って工場に発注されます。  

そして、1~2週間で製造されて客先に届きます。  
DELLが部品代や労賃を支払うのはその後なのです。 

DELLの場合、お金を借りなくても客のお金が先に入り、
経費支払いは入金後 、2,3カ月先ですから、借金の
必要はないのです。  

このモデルですと、在庫ロスは一切出ませんから、
新商品開発やマーケティングに新しいお金を回す
余裕があり、従業員は経理の圧力を受けることもなく、
自由に開発や  マーケティング活動が出来るのです。

当たり前ですが、経営者は本来の仕事である
「業績拡大業務」に専念できます。 

つまり、両社は一見同じものを売っていても、
この両社は全く別の「ビジネスモデル」なのです。

ビジネスモデルが

「お金の先入れ、経費の後払い型」か
「経費の先払い、お金の後入金型」か

で会社の安定性は大きく変わってしまうのです。

※VAIOの悪口では決してありませんので
予め理解ください。※

つまり、もし、あなたがそれなりに
安定して将来も発展性が望める会社を
選びたければ、ぜひ、

「DELL型」

をチョイスいただければと思います。

また、もし、あなたがビジネスを
スタートするのであれば、

「受注生産モデル(経費後払い)」

モデルのビジネスを意識していただけると
それなりに「いい仕事」ができると思います。

これはすべての物事に共通しますが、
上部だけでなく、その中身の部分である
「流れ」や「仕組み」をシッカリ見ることで
「いい物」に出会えるんだと思います。

また、どこかでシェアさせてくださいませ。

いつもありがとうございます。

河本

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カテゴリー: ビジネス力アップ術 | 投稿者:

河本 真 について

株式会社 FREESTYLE代表。 自身の経験から様々なアプローチから少しでも、「日本人にマッチした究極のライフスタイル」を多くの人に構築してもらうよう日々活動している。Youtubeのチャンネル登録者数は、7200人を超え、累計270万再生をされ、日々多くの方にインスピレーションを与えている。

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