河本です、
先日下記のようなメールをいただきました。
同じようなことでお悩みの方が
かなり多いので、今回シェアさせていただきます。
——Original Message——–
いつも大変お世話になっております。
大変お忙しい中恐縮ですが、プログラムに
参加させて頂き、河本さんにお聞きしたいことが
あり、連絡をさせて頂きました。
河本さんが、言っていたことの中に、
「人に迷惑を掛けてもいい、その代わりに
掛けられてもいいと思いましょう。」
というのがあったと思います。
この考え方が身についていません。
反発してしまいます。
仕事関係などで、人のミスをフォローしたり、
いきなり休まれて自分が出勤になったりすると
イライラしてしまう自分がいます。
私自身も、相当迷惑を掛けてきたと思いますし、
人間として未熟だなぁと思いますが、
コントロールが上手く出来ない時があります。
穏やかに許せません。
この対策に、今までどれだけ与えられて来たかを
数えてみたり、両親に自分の小さなころ、
どうだったかを聞き、
これだけ私も迷惑を掛けて来たんだから…。
とやってみたりしていますが、
効果がその場限りで終わります。
継続が足りないのか、自分の心に向き合う
時間が少ないのか、両親を完璧に許せていないからというのも
ありそうですが…。
私の中に散々両親に
「人の迷惑になることをしてはいけません」
と言われた記憶があり、その考え方を私が
持ってしまっているから、反応いているのかなぁとも思います。
これについて両親と話をしてみましたが、
中々解決をしたとは分かりません。
自分の中の常識と思っていることと違うことを
されていると考えているから反応しているとは思うんですが。
何かアドバイスなど頂けましたらお願いいたします。
——–End of message——-
……
実際に私自身も数年前までは
他人のミスが許せない人間だったので、
この事はよく分かるのですが、
まず、大前提として当たり前ですが、
どんな人でも失敗やミスは必ず犯します。
私自身、数十億という年収を稼ぐ
資産家とも一時期頻繁にお会いして
いましたが、そんな彼女ですら人間
なので、ミスはしてしまうのです。
そう、どんな人でもミスはしてしまうのです。
完璧な人間など誰しもいないのです。
かといって「ミス」を繰り返すのは
よくないと思いますし、できる限り
他人には「ミス」してほしくないが
正直なところだと思います。
ですが、相手に
「ミス=怖い、否定される」
というようなフレームを怒ってしまった
が故に構築されてしまったら、
相手はチャレンジすらしなくなり、
失敗を恐れて何もしなくなってしまうと思います。
「河本さん、結局何がいいたいんですか?
そろそろ自慢のモミアゲ盗みますよ」
分かりました、でも実は
最近モミアゲがかなり短いんです。
なので盗むことは難しいです。すいません。
さて、モミアゲの話はいいとして話は
戻しますが、大事なのは、相手の
「ミス」を受け入れてあげて、
相手に「気づかせ」てもらう
アプローチをしてあげることだと思うのです。
つまり、「そのミスをどう生かすか?」で
あり、「何を学んだか?」が
一番大事だと思うのです。
人は怒られたくないですし、ミスした
本人が一番「嫌」なものなのです。
なので、その「ミス」したことを
受け入れてあげて、同じ失敗を
繰り返さないためにどうするのか?と
聞いてあげることが大事だと思うのです。
「オレも人間だからミスするのは仕方ないよ~
でも、◯◯さんは、もっとできる人だし
もっと仕事ができるポテンシャルを秘めているから
あえて言うけど、このから
何を学んでどう生かすか?を考えて教えてね!」
というような感じで言ってあげる事で
相手は冷静になり、次の「行動」を
具体的にイメージできると思います。
なので、
「相手のミスを受け入れてあげて、
次の行動のイメージをさせてあげる」
を行っていただければと思います。
時には自身の失敗談などを鮮明に
語る必要があるかもしれません。
そして、この問題の本質は
もっと深い部分にあります。
すべてにおいて同じなのですが、
大事なのは「問題」を
引き起こしている「問題」の部分なのです。
なので、今回の「問題」の「問題」は
「自分のミスを許せない」ことであり、
「うまくいっている自分」しか
自分だと思えないことにあると思います。
これは学校教育における「減点法」
というテストの長年の蓄積のせいで、
「うまくいって褒められる」ことよりも
「失敗したら怒られる」という
刷り込みが生じてしまってるからだと思います。
質問者さまご自身が過去に
うまくいっている自分のことしか
周りに受け入れてもらえないと
「うまくいかないと受け入れてもらえない」
というフレームが生じてしまい、無意識
レベルで、他人に対しても同じような
反応をしてしまうのだと思います。
つまり、
——————————————————-
うまくいっているときの自分=大好き
うまくいっていないときの自分=自分じゃない
——————————————————-
のようにうまくいっている時の
自分しか認められなくなってしまうのです。
うまくいかない状態が
受け入れられないのです。
そして、この解決策はかなりシンプルで
あり、もっと「テキトー」になることで
あり、ご自身の人生が実は思っている以上に
「テキトー」であって、実は「テキトー」な
人のほうが人生うまくいっていることを
知ることにあると思います。
実際、どんなお偉いさんも「テキトー」なのです。
その「テキトー」ではじめたものが
ドンドン改良されて、いろんなものが
加わっていき「テキトー」でなくなって
それらしいものに進化しているのです。
なので、一度ご自身の過去を
振り返ってみていただき、この
「テキトー」がいかに
素晴らしいことであり、うまくいく
秘訣だということに気づけるはずです。
そして、うまくいっていない自分も
自分なんだと受け入れてあげてください。
特にオススメなのは、
ご自身の過去の見られたくない写真を
誰かに見せたり、絶対に人に
言いたくないヒドい真実や自分のダサい部分や
弱みを誰かに言いまくることです(笑)
これはかなりパワフルであり、やれば
やるほど肩の荷が降りて、楽になります。
自分らしくなれます。
さて、長くなりましたが、私自身が
こうやって「テキトー(笑)」な人間
だと思われてしまうのです、
それらしいものになるように今日も
バッチリ味わっていきたいと思います。
ぜひ、今日も自分らしい人生の
シナリオの1ページを進めて
そして、また作り上げてください!!
河本